2012年02月09日
外国語の水曜日
こんにちは。
今、翼の会では、フィリピン人の小学生の読書感想文を、大人がお手伝いする(もちろん書くのは本人ですよ)なんていう微笑ましい光景が見られます。
でも今日は、30代の冬休みの読書感想文にお付き合い下さい。
「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」(現代書館・黒田龍之介著)
読んでいるうちに、「これからは肩の力を抜いて外国語の勉強が頑張れそう」と思わせてくれる、そんな本です。難しい副題とは裏腹に、気楽に読める内容で、語り口もソフトで読みやすいです。翼の会のスタッフにも(読めれば生徒にも)お勧めですよ。
前半は、理系大学で外国語を教える著者と、研究室に出入りする個性豊かな生徒たちのエピソードが満載。ムーミンを世界一苦しんで読む青年のお話や、著者のアイデアで生徒にテストを作らせたり、何語かを敢えて告げずに2週間くらいの講座を開いてみたりと工夫を凝らした試みが面白いです。
後半では、副題にあるとおり「学習法としての言語学入門」について書かれています。私たちが最も嫌がるであろう「文法」についても触れています。著者の文法に対する考え方を示した上で、どう付き合って行くのかを提案してありますが、この部分は特に、多くの方にとってヒントになるのではないかと思います。
(ちなみに、「外国語としての日本語」についても1章分、数ページ触れていますよ。)
そして、著者が言う"外国語学習にとって最も大切なこと"とは?
"それはやめないことである。続けることなんていう積極的なものではない(中略)潔くない未練たらしい態度が必要なのである。”
そりゃそうだって思うし、「やめない」って難しいものです。でも、上達しないで焦ってる人間にはエールになる言葉ではないでしょうか?
翼の会にも忘れた頃に顔を出す生徒さんがいますが、実践できてるってことですね。
私も未練たらしく、4年ぶりにイタリア語でもやってみようかな……
今、翼の会では、フィリピン人の小学生の読書感想文を、大人がお手伝いする(もちろん書くのは本人ですよ)なんていう微笑ましい光景が見られます。
でも今日は、30代の冬休みの読書感想文にお付き合い下さい。
「外国語の水曜日―学習法としての言語学入門」(現代書館・黒田龍之介著)
読んでいるうちに、「これからは肩の力を抜いて外国語の勉強が頑張れそう」と思わせてくれる、そんな本です。難しい副題とは裏腹に、気楽に読める内容で、語り口もソフトで読みやすいです。翼の会のスタッフにも(読めれば生徒にも)お勧めですよ。
前半は、理系大学で外国語を教える著者と、研究室に出入りする個性豊かな生徒たちのエピソードが満載。ムーミンを世界一苦しんで読む青年のお話や、著者のアイデアで生徒にテストを作らせたり、何語かを敢えて告げずに2週間くらいの講座を開いてみたりと工夫を凝らした試みが面白いです。
後半では、副題にあるとおり「学習法としての言語学入門」について書かれています。私たちが最も嫌がるであろう「文法」についても触れています。著者の文法に対する考え方を示した上で、どう付き合って行くのかを提案してありますが、この部分は特に、多くの方にとってヒントになるのではないかと思います。
(ちなみに、「外国語としての日本語」についても1章分、数ページ触れていますよ。)
そして、著者が言う"外国語学習にとって最も大切なこと"とは?
"それはやめないことである。続けることなんていう積極的なものではない(中略)潔くない未練たらしい態度が必要なのである。”
そりゃそうだって思うし、「やめない」って難しいものです。でも、上達しないで焦ってる人間にはエールになる言葉ではないでしょうか?
翼の会にも忘れた頃に顔を出す生徒さんがいますが、実践できてるってことですね。
私も未練たらしく、4年ぶりにイタリア語でもやってみようかな……
riko